JSPS研究拠点形成事業個別化医療に向けたデータ駆動型医学国際研究拠点INTERNATIONAL CONSORTIUM OF DATA-DRIVEN MEDICAL RESEARCH

2021年3月16日に2021 RIKEN-Luxembourg Digital Scientific Symposiumがオンラインで開催され、代表の川上がLecture sessionにて講演しました。
日本とルクセンブルクは以前より研究交流を重ねてきましたが、この度、JSPS国際研究交流拠点事業の一環としてシンポジウムが開催されました。Frontier idea sessionでは、神経炎症性疾患などに関する研究トピックスの発表に加え、内容に関心がある研究者と発表者とのマッチングの機会が設けられました。またLecture sessionでは、より適切な個別化医療・介入・モニタリングを可能にするであろう、AIによる層別化、パーキンソン病をはじめとした神経炎症性疾患のメカニズムについての話題提供がありました。ゲノム情報などの様々なバイオメディカルデータを統合的に扱うDeep Phenotypingに加え、ウェアラブルデバイスなどで得られる臨床現場以外のデータを統合的に扱うDigital Phenotypingも併せて実施することで、患者の疾患に関わる要素を包括的に解析できることの意義や、その際の個人情報保護についても議論が交わされました。